詩

 

夜と猫

 

 

 

いつもの道を

猫はあるいていく

 

雲がおおって

月はかくれているけれど

まだ だいじょうぶ

足どりは 

しっかりしている

 

いつもの木につくと

猫は爪をたててのぼり

カチッ

 

ーー充電中

 

猫の目は点滅をはじめる

 

夜は 雲をおして

すこしだけ

月を見せていました

 

 

 

 

 

©江本あきこ/詩集『いのちのひかり』