雑記帳
2025年師走
2025年も残すところ10日程になりました。
個人的には色々な事があったので、その時々は長く感じましたが、今となればあっという間の1年でした。
悲しいことがひとつありました。
愛猫のココが8月の終わりに天国へ旅立ってしまいました。
以前罹ったカリシウイルス感染症もすぐに回復し、元気いっぱいのココに戻ったのですが、6月より原因不明の胃腸障害を起こし、病院に通っても快方に向かうことなくの結果でした。
最期は夫と私が交互に抱いて、たくさんの「ありがとう」「大好きだよ」「可愛いねぇ」を伝えることが出来ました。
それがせめてもの救いですが、愛猫の別れは辛いです。
そしてそれは、人間だけではありません。赤ちゃんの頃から姉弟のように一緒に暮らしていたまめ太も同様です。
ココが居なくなってから分離不安が酷くなり、昼夜問わず大声で叫ぶようになってしまったのです。
まめの名を呼ぶと鳴き止むのですが、別の場所に移動しながら「うおー!」「んぎゃー!」と収まらないことも多々あります。
ココはどこ、どこなの!?と泣いているようで(←猫も泣くと知りました)、頭や背中を撫でることしかしてあげられません。
12月に入り、ココの居ない現実を受け入れてきたものの、分離不安自体は変わらないので、万年寝不足状態が続いています。
でも、それも生きている証。いいよ、いいよ、まめ。とことん付き合うから長生きして、と思っています。
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昨年末からご恵贈いただいた本を紹介します。
●『生きものたち』清水ひさし様/コーシン出版
ことばあそびの詩が楽しいです。
●『湊』小泉周二様/四季の森社
優しさ溢れた詩集です。
●『チョウの設計図』海沼松世様/てらいんく
とりわけ「麦秋」が好きです。
●『日本児童文学3・4月号』日本児童文学者協会/小峰書店
少年詩特集。詩集『三日月のひと』に温かな評価をいただき感謝です。
●『ざわざわーこども文学の実験第10号』草創の会/四季の森社
詩、童話、エッセイ、評論。読み応えのある一冊。懐かしい方のお名前もたくさんあって楽しく拝読しました。
どうもありがとうございました。
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来年はどのような年になるのでしょう。
大きな地震が起きませんように
熊問題の解決策が見つかりますように
願うことは山ほどあります。
2026年が明るく優しい平和な年でありますようお祈り申し上げます。
ホームページをご覧いただいた皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
思い出すこと
今年も酷暑続きの夏でしたね。
先週から漸く秋めいてきて、ほっとしています。
という事で、詩も秋を想うものにしました。
「風猫」は、2018年に出版した『いのちのひかり』(たんぽぽ出版)からの作品です。
この詩集の編集者は、水内喜久雄様。
[500詩文庫 夢ぽけっと]シリーズの17番目として編んでいただきました。
水内様には、2005年~2018年の間、『みんなの詩集 夢ぽけっと』でお世話になりました。
今は終刊となってしまいましたが、ポケットサイズの可愛い詩集です。
4シーズンに2編ずつ(編集の立場を想像すると、大変な労力)提出し、毎回きっちり発刊してくださるのですが、作品を提出するかどうかは、自由。
仕事や子育てに忙しい時期には有難く、どなたの作品も大切に扱ってくださるので、安心して参加できました。
毎回お題もあったので、詩の道場だと個人的には思っていました。
しかし、販売目的の詩集作りとなると、話は別。多くの素晴らしい詩集を出版されているプロの編集者様です。私ごときが厚かましい、と思い躊躇したのですが、断られることを覚悟でお願いをしました。
そして、光栄なことにお引き受けしてくださったのです。
第3詩集の制作がスタートしました。
内容は、猫と空想植物の2章立て。ファンタジー多めの詩を意識しました。
予定通りに作品をつくっていきます。
順調だと思っていました。
ところが、詩集のタイトル(いのちのひかり)が決まってから、気づいたのです。
(因みにこのタイトルは、「うまれた」という猫の誕生をうたった詩の一節からとられたものだと思います。)
発表できる作品を数えてみると、なんと7~8篇ほど足りないではありませんか。
え、そんなはずは!?と思ったのですが、何度数えてもないのです。私のミスでした。
締め切りは1か月後です。出来る? 間に合う?
不安に負けそうになりながら机に向かい、なんとか作品を揃えました。
途端にインフルエンザにかかりダウン。
ですが、それ以上に大変だったのは、編集者様です。
助詞など気になる箇所があると、連絡して変更してもらうのですが、1度や2度ではありません。その都度、厭なお顔ひとつされず(電話の向こうでの想像)、私の我儘に付き合ってくださったのです。その事は、何年経っても、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
良い物をつくりたいという思いは同じで、この詩集を通して得たことは、とても大きかったと思います。
本当にお世話になりました。
心苦しいけれど、懐かしく貴重な思い出です。
今でも詩を書かれている方は大勢いるようです。
若い人の発想はいいですね。形にとらわれず、SNSやYou Tubeを利用して、自由にのびのび発信しています。
模索しながらも独自の方法を見つけ発表されている姿は眩しく、見習うことは山ほどあります。
クリーンでニュートラル、寛容な詩の世界が広がっていくといいなと思います。
猫と桜と
我が家には猫が2匹います。
愛猫が亡くなり、ペットロスから救ってくれたココとまめ太。
共に保護猫でウチに来てくれました。
今年で15歳になります。
そのまめ太が先月病気になりました。
猫カリシウイルス感染症というもので、完全な家猫であってもかかるそうです。
開いた窓からウイルスが侵入してくるのでしょうか。
症状は主に、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、涙目等ですが、鼻詰まりが特に酷く、1時間も熟睡できない状態でした。
呼吸も苦しいのか、3~4歩あるくと床にへたり込んでしまうほど。
体力の消耗が酷く、一時はどうなるかと心配しましたが、病院で打っていただいたインターフェロンの注射が効いて快復。
同居しているココにもうつりましたが、軽症で治療後はすぐに治りました。
病院の先生、看護師さんには本当に感謝です。助けてくださってありがとうございました。
そして、ココとまめ太の生命力にも感謝。
1日、1日を大切にしたいと思いました。
猫たちが元気になりほっとした後は、他の用事で忙しくなり、別の仕事を中断してそちらにとりかかりました。
おかげで合間にお花見へ。4~5年振りでしょうか。
満開を過ぎ散り始めていたのですが、公園は桜を愛でる人で賑わっていました。
青い空と桜。
来年も会えますように。
謹賀新年
暑中お見舞い申し上げます
熱中症と豪雨に気をつけて
楽しい夏をお過ごしくださいませ。


